
#176「葛飾北斎の生き様を音でなぞる」“Dedicated to Katsushika Hokusai”
作曲作品 文化 北斎 HOKUSAI 江戸 EDO 葛飾北斎の生き様を音でなぞる 最近、以前に作曲した、浮世絵師・葛飾北斎がテーマである曲を、見直す切っ掛けをいただきました。 それにちなんで、本日は2曲ご紹介させていただきます。 1曲目は、 北斎の:「神奈川沖浪裏」と「赤富士」こと「凱風快晴(がいふうかいせい)」をテーマに 曲名:The Song of Terra (Voice of the Earth CD収録) 2曲目 「怒涛」では男浪と女浪が一対となっています。 曲名は Sail with the Tide (Voice of the Earth CD収録) ライブで良く演奏するこの曲、元はその女浪のために作った曲です。 即興からの流れでお送りします。 そのダイナミックさ、立体的であり一瞬の動きを捉えた静止、なんとも美しく一つの空間に存在させる北斎。 彼の生き様に少しでも触れることができたらと願いつつ、音の旅をご一緒できたら幸いです IMD, JP "Dedicated to Katsushika Hokusai " Japanese ar


#175「夏至-風習の智慧」“Summer solstice and wise cultural patterns”
Improvisation,夏 Summer solstice 夏至-風習の智慧 夏至、1年の中で太陽が最も長く大地を照らすこの時期の、気候が異なる地域と智恵 北欧の夏至 ~日光浴を待ち遠しく待つ北極圏では 野外で日光を浴びながらのそれぞれの地域の特徴を生かした夏至祭が目立ちます。太陽が暮れない白夜を迎える地域でもあります。 日本の夏至と田植え
現在は時期が変動していますが、田植えを終えるのは直射日光をさけるべき夏の猛暑の前である、夏至から11日間の時期が風習となっておりました。そして田植え後は各家庭で地元のご馳走を囲んで賑わい、夏祭りを迎えます。 猛暑の地域
例えば砂漠では昼には40度を超え 日夜の温度差が20度となります。直射日光は避けての生活となりますので、月を中心に考える風習が人々にとって親切なのかもしれません。ヒジュラ暦やヒンドゥー暦は月を中心と考えている文化がみられます。 このような風習に眠っている古き智恵を考えるだけで、なにか心が温かくなります。 IMD,JP “Summer solstice and wise cultural p


#174「生命は宇宙の鏡かもしれない」“Life may be a mirror of the universe”
Improvisation, Aminoacid on Asteroid Ryugu, JAXA, Hayabusa2, 2022June 生命は宇宙の鏡かもしれない 宇宙航空研究開発機構JAXAの探査機「はやぶさ2」が持ち帰った、小惑星リュウグウのかけら。 そこから多量の水やアミノ酸などの有機物が見つかったそうです。生命の始まりであるアミノ酸が隕石や小惑星で発見されたおかげで、私達一人一人の生命の素を探求する視野が広がりました。 長い時間をかけて循環する水や炭素、あるいは有機物の始まりアミノ酸。 それらは星のカケラとして地球に到達した痕跡があります。 では、その前に命の素はどこで生まれたのでしょうか? 外をみて自分を理解できるのは、私達人間の特技なのかもしれませんね。
宇宙への理解が、私達への理解と繋がる。
私達の生命とは宇宙の鏡かもしれませんね。 IMD, JP “Life may be a mirror of the universe.” Source of life found in asteroid samples collected


#173「光の対話を聴く」“Listening to Dialogues of lights”
Improvisation, Fireflies of Summer, Light codes and message carrier 光の対話を教えてくれる蛍 蛍の光は、蛍が仲間達とコミュニケーションとってるので、光の対話ともいわれるそうです。 蛍が舞う景色と出会えると、自分の心の声に耳を向ける時間をもらえるような感じがします。蛍の光をみようと静かに、そっと耳までも光に向ける私達。そのような瞬間に起きる心の会話も、光に変換するとしたら蛍と同じように美しいかもしれませんね。 昔から言葉では描ききれない心の対話を、蛍の光のイメージを通してのプチ瞑想として親しまれています。
例えば
私達を去った方々に伝言を伝えてくれるよう、蛍が天国へ飛び、伝えてくれるとも思われたり、また、身近に去った方が蛍の光で挨拶してくれたような体験をする方も少なくないようです。 平安時代、作者不詳の歌物語「伊勢物語」の中で、暮れにくい夏の夕闇、物思いにふけっていると、なんとなくもの悲しく感じるものだという雰囲気で、
「空に飛び上がる蛍よ、雲の上まで行くことができたら、秋風が吹く


#172「幻の太陽」“Phantom Sun”
Summer Science and Nature` s Entertainment 幻の太陽 時折、あらわれる 幻の太陽といわれるハロ現象。
太陽が透ける薄い雲の氷。その粒がプリズムとなり、太陽の周りに 映し出される虹の環。
ハロ「halo」 (日暈/ひがさ)とか、光環(こうかん)、白虹(はっこう)などと呼ばれたり、
他にも、幻の太陽(Phantom Sun)や太陽の狛犬「Sundog」等と、愛されるが故、名前も豊富で魅せられます。 この理論を知っていても、目にする自然は神秘。
まるで太陽が何かを啓示しているかのように感じたりすることも。 ふわーっと見ていると、心に浮かぶ言葉。
「仲良くするんだよ」「そんな頑張らなくて良いんだ、ただ受け入れるだけだよ」…などなど。 自分に必要、大切なことを、自然がお便りとして「想い」や「力」を送ってくれる。
自然のつぶやきが多くの人に届き、今日も私達それぞれの力づけになりますように。 IMD,JP 「Phantom Sun」 On a day with a transparent cloud,
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