
#198「"平凡と奇跡" 有り難し」
Ambient Voice Scape #198“A daily Japanese word "thank you= Arigato" means such a rare occasion. Improvisation ”
平凡と奇跡 平凡な恒星が作った宇宙のゆりかごに奇跡としか名乗れない生命が生まれ続ける。
私達の住所は太陽系環境内地球。 私達が平凡に使う「ありがとう」の語源「有り難し」、「有る」ことが「難しい 」、「めったになく貴重である」といった意味をもち、
日常的な事にも「有り難し」、「有り難し」、とくり返し自分につぶやく風習を思い出します。
自分とは宇宙の一部を意味する言葉であり、一番小さい単位で、私達の管理範囲をさしております。
平凡に自分に小さい声で唱えることで、一人一人が風呂敷のように宇宙と自分を包み込む魔法の言葉が
日本では 自分には有り難し 周囲にいう時はありがとうという使い方がとても心地よいですね
素敵な年末年始を
Written by IMD, JP
Happy Holidays!Than

#193「2億7000万光年の星達が私たちの中でダンス」“Stars,270 million light-years away dance in us”
Ambient Voice Scape #193 Improvisation 2億7000万光年の星達が私たちの中でダンス NASA/ESA/CSA ジェームズ ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影したこの画像は、地球から約 2 億7000光年離れたくじら座にある相互作用銀河「IC 1623」 と呼ばれています。相互作用銀河とは銀河通しがすれ違ったり衝突したりすることで、互いに重力の影響を及ぼし合っている複数の銀河です。この「 IC 1623 」の 2 つの銀河は、銀河通しが合体する瞬間です。その衝突は、スターバーストという現象が起こり、熱狂的に星が誕生しています。天の川銀河の 20 倍以上の速度で新しい星が生み出されているのです。 “ESA/Webb Webb Explores a Pair of Merging Galaxies”より引用 https://esawebb.org/images/potm2210a/ 今日は2億7000万光年前の光達がダンスしてるような映像を流していきます。 生命の循環を飾る星達のダンスから、生命の循環を感じ取ることができる

#192「生命が生まれる瞬間 星雲「創造の柱」」“View of life birthing: Nebular "Pillars of Creation”
Ambient Voice Scape #192 Improvisation 生命が生まれる瞬間 星雲「創造の柱」 天文学者達は、地球からおよそ6500光年先の、M16わし星雲の中心部にある「創造の柱」を、再度訪れます。 宇宙望遠鏡による観測技術の発展のおかげで、次々と届く宇宙の果ての鮮明な写真。 それは生命の新しい次元に触れる感動を体験できるものではないか、と思っておりますのでご紹介いたします。 これは何光年もの高さのガスと塵の 3 つの塔。その中で新しい星を生み出しています。 ジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡のこの写真は、ハッブルが1995 年に最初に届けてくれた写真と比較すると、 柱の基部とそれらを取り囲む領域や、星が発する赤外光のポートレートまでも捉えてます。 生まれたばかりの星から噴出する物質のジェットのような特徴もとらえました。それらは時速約72万キロという速度で移動しているそうです。 IMD, JP View of life birthing: Nebular "Pillars of Creation Nebular "Pillars

#190「無の師匠 秋の虫たち」“Moments of Nothingness of nature”
Ambient Voice Scape #190 Improvisation Harvest and regeneration 無の師匠 秋の虫たち
早くも秋が深まり肌寒さを感じるようになってきました。
常に上着を欠かせない時期ですね。
皆様も風邪を引かずにお元気でお過ごしですか?
可聴域を超えて私達と風景を一つとして包み込む秋のコーラスの演者達
キリギリスやコオロギ、鈴虫達
平安末期から鎌倉時代初期に活躍した歌人、西行の句
きりぎりす夜寒に秋のなるままに弱るか声の遠ざかりゆく
キリギリスやコオロギ達の鳴き声をゆっくり再現すると、普通聞く鳴き声とは違った美しい旋律があります。つい共演したくなります。
そしてこの美しい音が、冬にむかって、次第に遠のいていく。
一瞬一瞬、生まれ変わる自然を描く様子は、仏教の諸行無常を誰もが感じられるようにしてくれます。
音が消えていく中に、音がある。そして、音の間に無限の時間を感じてみるのも一興です。
そんな平和な時間を、仏教的無、無限、それとも空、の季節と呼ぶのでしょうか?
IMD, J