
#197「海王星、神秘的な兄弟」“Neptune the mystical brother”
Ambient Voice Scape #197 Improvisation 海王星、神秘的な兄弟 ジュピターの原曲であるグスタヴ・ホルストの組曲「惑星」。(1918年にイギリスで初演) 太陽系の星を描く、組曲の最後を飾るのは私達の肉眼では見えない唯一の惑星、神秘の星「海王星ー神秘主義者」になっています。 そして1989年にその海王星にNASAのボイジャー2号が接近できました。 海王星は青く輝く美しく、大気は非常に活発で、太陽系一強い風が吹いているとのこと。 太陽系の地球の兄弟星、これから更に知り合いになれることを願って、私達の心が開きますように。
Written by IMD, JP Neptune the mystical brother "The Planets" by Gustav Holst, wildly known as the original music of" Jupiter. "(first concert 1989, in England)Gustav Holst chose Neptune as the last p

#192「生命が生まれる瞬間 星雲「創造の柱」」“View of life birthing: Nebular "Pillars of Creation”
Ambient Voice Scape #192 Improvisation 生命が生まれる瞬間 星雲「創造の柱」 天文学者達は、地球からおよそ6500光年先の、M16わし星雲の中心部にある「創造の柱」を、再度訪れます。 宇宙望遠鏡による観測技術の発展のおかげで、次々と届く宇宙の果ての鮮明な写真。 それは生命の新しい次元に触れる感動を体験できるものではないか、と思っておりますのでご紹介いたします。 これは何光年もの高さのガスと塵の 3 つの塔。その中で新しい星を生み出しています。 ジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡のこの写真は、ハッブルが1995 年に最初に届けてくれた写真と比較すると、 柱の基部とそれらを取り囲む領域や、星が発する赤外光のポートレートまでも捉えてます。 生まれたばかりの星から噴出する物質のジェットのような特徴もとらえました。それらは時速約72万キロという速度で移動しているそうです。 IMD, JP View of life birthing: Nebular "Pillars of Creation Nebular "Pillars

#190「無の師匠 秋の虫たち」“Moments of Nothingness of nature”
Ambient Voice Scape #190 Improvisation Harvest and regeneration 無の師匠 秋の虫たち
早くも秋が深まり肌寒さを感じるようになってきました。
常に上着を欠かせない時期ですね。
皆様も風邪を引かずにお元気でお過ごしですか?
可聴域を超えて私達と風景を一つとして包み込む秋のコーラスの演者達
キリギリスやコオロギ、鈴虫達
平安末期から鎌倉時代初期に活躍した歌人、西行の句
きりぎりす夜寒に秋のなるままに弱るか声の遠ざかりゆく
キリギリスやコオロギ達の鳴き声をゆっくり再現すると、普通聞く鳴き声とは違った美しい旋律があります。つい共演したくなります。
そしてこの美しい音が、冬にむかって、次第に遠のいていく。
一瞬一瞬、生まれ変わる自然を描く様子は、仏教の諸行無常を誰もが感じられるようにしてくれます。
音が消えていく中に、音がある。そして、音の間に無限の時間を感じてみるのも一興です。
そんな平和な時間を、仏教的無、無限、それとも空、の季節と呼ぶのでしょうか?
IMD, J

#191「一つの線で生まれた音の漢字」“One Line created the hieroglyph for sound”
Ambient Voice Scape #191
Improvisation 一つの線で生まれた音の漢字
3000年以上の古代に作られた漢字。
今日は「音」という漢字成り立ちから、その意味を考えてみました。
紀元前1000年頃の金文文字を見ると、「音」と「言」はご覧のとおり、同じに見えます。
紀元前200年頃、秦の始皇帝の時代の篆文(てんぶん)文字になると、「音」の字には下の口の部分に一本線が入っています。
「言」という字は、形を彫る針と器を合わせて、誓約や祈りなどの入れ物、ことだまの働きを表していたようです。具体的には入れ墨に使う針の形をした「辛」との神への捧げ物などを入れる器を意味する「口」の構成です。 そして「音」とは、「言」の字に音を発していることを表す一本線を加えたものです。
その一つの線の音とは、神の暗示である「神の音なひ(訪れ)」とのこと。
音が神や宇宙の暗示である世界観では、その音を心の中で感じ取り、解釈を推測していく人間の役目が印されています。
季節ごとの自然の音、町の音、私達の呼吸の音等々、たとえ聞き取れ

#189「A Space Odyssey」“A Space Odyssey”
#189 A Space Odyssey 2022年10月14日 金曜日 15:43 Ambient Voice Scape #189 Improvisation A Space Odyssey 最近では はるか宇宙の果て身近であると錯覚がおきるほどの鮮明な美しさで映し出されるようになりました。 それらを見ていると、そこに何万年や、何億年前の姿が織り込まれていることは私達の目に映らない要素です。実際には宇宙の違う次元の時間が光に運ばれて、一つの映像となり、私達の目に届く。 織り込まれた様々な時間は一人一人の想像で探索されて、ある日時間の不思議が常識になる日がくるかもしれません。 今日はNASA/ESAからジェームスウェッブ宇宙望遠鏡の写真をお借りして、現在では織り込まれた時間を探る私達の自由な想像や感覚おまかせして、探索を楽しめたら幸いです。 そして宇宙の一部である私達を祝福できる時間になればと思います。どうぞお楽しみください。 IMD, JP A Space Odyssey ” Space Odyssey , a picture of the

#188「収穫 祝いと再生」“Harvest celebration and regeneration”
Ambient Voice Scape #188
Improvisation 収穫 祝いと再生 夏の終わりが過去となり、深い秋を迎え入れる時期。
一年の変化を全て抱擁した秋の実り その収穫をみんなで祝う世界中の農村の賑わい
黄金に輝く麦畑を眺めながら、新しい自分が生まれてくる季節、そのいざないに身を任せる IMD, JP
Harvest celebration and regeneration
Time of season to welcome autumn. Harvesting Crop that has grown in all changes of this year,
People are getting together and celebrating harvests all around the world.
And the autumn breeze in the scenery of golden wheat fields invites the new me to rise.
Written by IMD,

#187 "遺伝子の旅とそれが願う平和〜"”The Journey of our Genes and the Peace they pray for”
My History beyond my memories Ambient Voice Scape Improvisation & Movie, #187 遺伝子が願う平和 ふっと思った:「色とりどりの人の美しさ、その遺伝子はどれだけの歩みを経て今に至ったのか?」と。
そして最近流行の遺伝子テストをやってみました。 なんと世界地図で 現在に至るまでの自分の遺伝子さんの歩みを辿れます。
時折、記憶のような想像のような中で、遠い昔の歩みをふっと思い出すことがしばしばある中、冬眠中で埋もれていた、自分の遺伝子さんとご挨拶できたような気分。
自分の記憶よりも遙かに強い、遺伝子が願う平和。多くの時間を通過しただけ、よりハッキリしている。
138億年の分子からなる生命と遺伝子の歩みが、今ここで歌う。宇宙に耳を傾けて、宇宙に微笑みを返す。
ちなみに、私の遺伝子には、ユーラシアからベーリング海峡を経由してアメリカ大陸に渡った人々、ネイティブアメリカンの遺伝子タイプが入っていました。
IMD, JP "The JourJourneyn


#186 ”中秋の名月-智恵も美も共に祝うSDG'sな収穫祭~ Mid-Autumn Moon&Harvest "
Improvisation, Mid-Autumn Moon & Harvest, Japan's old lunar and solar calendar 中秋の名月-智恵も美も共に祝う収穫祭 今年は9月10日が中秋の名月。 秋晴れの空に浮かぶ中秋の名月 夜を優しく照らし 水に映る月の姿 秋の晴れた夜空の下で、収穫を祝う誰もが味わい楽しめる月の光 旧暦では毎月1日は新月、15日ごろには満月となります。暦を読む言葉により、次の畑仕事や行事が皆に分かりやすく、共同作業の土台になっていました。 お月見は元々中国から伝わった風習。平安貴族たちは月見の宴を開き、楽器を演奏したり、歌を詠んだりしていました。 江戸時代になると庶民にも広がり農家の収穫祭とお月見が一つとなり、全国のお祝いへと変化していったのです。作物を作る人々も、いただく人々も一つとなって、豊かな実りへの感謝祭を行うというのは、何よりも美しいことですね。 IMD, JP Mid-Autumn Moon - Harvest Celebrating Wisdom and Beauty Togeth


#185「私とみんなの空が出会う 江戸への旅〜」“The personal and the common blending in beauty.Journ”
Science introduced as art :Copernicus studies of Geocentric theory spreading in Japan 250 years later 私とみんなの空が出会う 江戸への旅 古代文化の多くに、星々は先祖の魂が光っているという考えが多くあり、 目に映る星々の光の揺らぎは、「今そこにある時間」と「自分達自身」が触れ合う余裕をくれる。 静かな夜空を見上げながら、自分の内面に触れる聖なる時間が、 天道説の概念となった流れは、想像できますね。 そして16世紀、コペルニクスが地動説を説きました。 その宇宙観が描かれた書物は、250年後の18世紀、日本に伝来しました。 地動説は翻訳され、江戸で魅力的なアートとして人々に伝わります。 その立役者は稀代の絵師、司馬 江漢(しば こうかん)。 彼は日本初の銅版画で、「地球図」「天球図」を制作。それは人々を魅了し、地動説を広げます。 地動説という新しい世界観を和らげた、時差と美の表現。 私とみんなの空が出会う 江戸に触れる一時を願って。 「地球図」出典:


#184「青い地球で藍が溢れた江戸の色」“Japan blue - fills the cities of Japan in the Edo period”
Improvisation, 藍 江戸. Japan Blue Edo 青い地球で藍が溢れた江戸の色 地球の無数にある青。その色が溢れた一つの時代、一つの町から。 そこで再生成された色が、全世界に戻る時、呼び名は「ジャパンブルー」となった。 エジプトのツタンカーメンの古墳にも見られる色。シルクロードを往来し、インド、中国、日本、ヨーロッパにも親しまれるようになった「藍色」 かつては高貴な色とされていた藍色は、江戸時代の日本ですべての人の色となり、 ジャパンブルーの波が生まれる。 経済的に自立した江戸の町の人の「粋(いき)」な色としても、 汚れが目立たない、実用的な作業着としても 洗えば洗うほど色が冴えるブルーが人々の生き様を引き立てる。 江戸の街に、戦争のなかった200年以上の時の中で生まれたジャパンブルー。 地球の色であり、その想いを載せて世界へと戻った。 生命の青を、育み続ける地球でありますように! IMD, JP Countless shades of blues fill the cities of Japan in the Edo