

#155「ケプラーの「超新星」変動する時代の最先端」“Johannes Kepler’s supernova explosion〜cutting edge in changing times”
A new star “Kepler’s Nova" 冬 Winter 1604年10月の夜空に、肉眼でも見ることができる超新星爆発が起こり、後に「ケプラーの超新星」と呼ばれるようになりました。 その夜は、木星、火星、土星が一つの点に重なる瞬間に立ち会いたいと、世界中の人々が空を見上げていました。
すると突然、誰もが考えていた予想に反して、3つではなく4つめの光が現れ、それも木星と同等に光り、それが大きくなっていきます。 天動説…夜空には空に固定された星が光ると信じられていた時代に、予定外に登場し、大きくなっていく光を目の前に、世界には衝撃が走りました。
固定概念が揺らがされる混乱の中、ケプラーの冷静で短い「空に星の光が現れた」という発言。また距離など推測可能であることを述べた貢献度の高さは、どれだけ大きかったことかと思います。 ヨハネス・ケプラー。天体の運行法則をも解明し、天体物理学者の先駆的存在となりました。いかなる時も数学者として真実を求め続ける姿勢を持ちながら、豊かな想像力で未来的な展望を描くサイエンスフィックション作家であったからこそ


#154「輝く冬の星空に描く」“Drawing lines into the Starry sky”
Improvisation, Winter’s Diamond 輝く冬の星空 冬の晴れた夜空を見上げると 星の光の輝きをより身近に感じ、時には星の命さえ感じる程の絶景に会える時期。
空気中の水蒸気が少ないおかげで、より輝きを増す空の星たち。
唱歌『冬の星座』でも歌われている、冴え渡った空から降り注ぐ、不思議な光をテーマに。 星の並びからイメージを見る風習は古代エジプトですでに記録されており、メソポタミアで星座となったと言われています。 有名な冬の大三角。
一等星を3つを結んで大きな三角形が心の中で華やかに輝く魔法。
オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを想像の中で結んで創っていきます。 6つ星を繋げて、「冬のダイヤモンド」というのもあります。
最も明るいおおいぬ座のシリウスから時計回りに、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン、リゲル、これら1等星を想像で結ぶと、空に浮かぶ大きなダイアモンドとなりま す。 このように、星と星を結んでは形を思い浮かべるのは、心の余裕から生まれる創造、ロマン、研究等々、様々なこ


#152 「夢がコンパスになるように」12/31“May dreams be the compass”Dec.31
冬 Winter 夢がコンパスになるように この1年…いや2年を振り返り、改めて、医療に従事する方々への努力に、心からの感謝を表明したいと思います。
目に見えない脅威に立ち向かい続けてくださり、ありがとうございます。 古くは紀元前3000年頃からと言われる目に見えない脅威のいくつかは、20世紀には解決することができました。
命がただひたすら神の手に委ねられていた時代から、ミクロの世界に光が当たるまでには、数千年の歩みがありました。
それまでは常に先が見えなかったことでしょう。 だからこそ、明日を夢見る力を、私達は持っています。
人が人をいたわる気持ち、また生命、自然、地球を大切にしようという想いは、どのような社会、未来を望み、創作するでしょうか?
私達の2022年への願いが、実現への新たな一歩となりますように。 IMD,JP “ May dreams be the compass 2022 ” Looking back on the past year … no, two years, I would like to express my dee